なぜだかわからないけれど
訪れてみると力が湧いてくる。。
そんな場所をパワースポットというのだそうです。
なかでもこの青森県弘前市にある
岩木山神社(いわきやまじんじゃ)は、
日本屈指のパワースポットなのだとか。
私は地元のせいか、あまりそういう風に考えたことはなかったのですが、
この日はちょっと驚きました。
とくに祭礼もない平日だというのに、
意外なくらいたくさんの参拝者がきていたこと。
さらに一番外側の鳥居の前で、小さな子供をつれた20代くらいの女性が、跪かんばかりに最敬礼していたこと。
雑誌やマスコミで紹介されたのかな?
最寄りの弘前駅からも小1時間くらいかかる場所なんですが
「わざわざ(遠くから)きました」ってかんじの若い人達が増えていて、少し雰囲気も変わったかも。
そうかー、もしかして、ものすごく霊験あらたかなところなのか。。
と思いつつも、相変わらずパシャパシャと写真を撮っていた私です。
入り口からまっすぐ伸びる参道の両脇には社務所などのほか、
岩木山頂の奥宮に登山する人のための温泉施設や食堂などもあります。
赤い袴姿はお札所の巫女さんのようです。
参道を横切るときは、立ち止まって1礼するのですね。そうかーそういう世界なんだなー。
参拝前に清めるお手水場。夏でも冬でも冷たい清流があって、手を洗うとさっぱりします。
ペットボトルでここの水を水汲みにきている人影もちらほら。
ここの狛犬は3対もいて、有名なのは石の塀にとりついている玉垣狛犬。相当古いものらしい。
中写真奥にみえているのが、どこか洋風なライオン型。さらに和風の?獅子型もいます。
この神社では、お願い事は白木の拍子木に書いて、これを捧げるスタイルのようです。
突然願い事といわれても浮かばないけど、白木の感触がすばらしくて思わず1本書いてみましたよ。
ここから先(奥)はあまり撮影とかはしないほうがいいのかも。
そういえば、ずいぶん前に伊勢大社まで行ったことがあるんですが(仕事でです)
そこでも奥の方は「基本的に撮影はダメ」「(失礼だから)真っ正面から見るな」
みたいなことを言われた記憶です。
機械なんかひねくりまわしてないで、ちゃんとお参りせよってことですね。
こちらは本殿ではなくて、脇にあった小さなお社の様子です。
小さくてかなり古めなのですが、きちんとお祀りされているらしいのに感心しました。
これは山門(なのかな?中門?)の天井にあった古い龍の絵。
おお、高校生のときに掘った鎌倉彫の図案に似ている〜!と懐かしくなりました。
飾りなどにどこかお寺っぽい(仏教っぽい?)ものがあるのは、もともとここが神仏混淆の時期が長かったというのもあるのかもしれません。
ちなみにここのご祭神は
・顕国魂神(うつしくにたまのかみ)
・多都比姫神(たつびひめのかみ)
・大山祇神(おおやまつみのかみ)
・坂上刈田麿(さかのうえのかりたまろのみこと)
・宇賀能賣神(うかのめのかみ)
・大山咋神(おおやまくひのかみ)
・・・だそうです、むぅ難しい世界だな〜
さて、お参りをしてみましたが
なにか電気に打たれるようなことも起こらず(残念)そろそろ下りましょうか。
ちょうど拝殿から出てきたのは青い袴姿の女性でした。役目によって色が違うのかしら。
ヒトは参道もはじっこを歩くのが決まりなのですね。気をつけます。。
せっかくここまで来た方々の多くはおみくじなど求めている様子。
でもこのとき、私にはちょっと「???」と気もそぞろになるようなできごとが。
それについては次の記事で。。