古くから人が暮らす土地には、たくさんの故事来歴や伝説が残っています。
そのひとつが三厩(みんまや)にある義経寺(ぎけいじ)。
歴史の中では平泉で亡くなったとされる源義経ですが、彼はそのまま北へ逃げのび、
津軽半島から蝦夷(北海道)に渡った・・・。という伝説があるのだそうです。
荒れて船を出せないのを、神に祈願した場所が義経寺になったのだとか。
そして乗っていた馬3頭を繋ぎとめた場所が厩石とよばれる岩で、三厩の名前の由来なのだとか。。
そうか!ねぶたの題材に義経や馬が出るのは、このせいか・・(とやっと気がつく)
あまり歴史的な知識がない私ですが、源義経ってたくさんのエピソードがある人みたいですね。
全部が事実はどうかは別として、かなり魅力的な人物であったことは間違いないようです。
余談ですが、この地には「義経もみている。あなたの運転マナー」って標語看板がありました。ひ〜
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ある日、友人が深刻な顔で言う。
「青森には秘密があるのよ・・」
実は・・・
イエスキリストは秘かに日本にきていて、
それも青森の地で亡くなっていると。。
マジですか
いやいやいや、伝説だからねぇ、
という意味ではマジではないんだけど。
本当に十和田湖の近くに「キリストの墓」ってものは存在するのだそうです。
で、これがまるっきりのトンデモ話というものでもなく、「竹内文書」っていう、ある種のカルトな人達に大変珍重されるものにも出てるのだとか。
なんでもゴルゴダの丘に登ったのは別人で、
実は弟(!)。そして本人は海外逃亡。
紆余曲折を経て、なぜか青森の新郷村まで辿り着き、そこで長寿永らえたのだとか。。
ふ〜ん、ロマンですなーー〜〜
といって青森ではキリスト教が盛んかというと・・・。そうでもないみたいですけどね。
ちなみに、宗教的なことは素人の私には理解不能なこともたくさんあるようなので、
史実を追求するつもりは全然ないのであしからず。
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そういえば、私は過去にラテン系な人々と仕事をした時期があり、
スペイン人だった彼等の名前といったら
マリアやホセはもちろん
ヘススって名前やら
クリスターノとかいう苗字が何人もいました。
日本読みすれば「イエスちゃん」とか
「ミスターキリスト」ってことで
初めはすごい名前だねって驚きましたが
むこうじゃ今でも聖人の名前をつけるのは、しごく普通な習慣のひとつのようなんです。
だから・・・
たぶん、キリストという名前の人が、
異国の文化とともに、遠くから青森まで来たのは「あり」かなと思うけど
それが、かの人と同一人物かというと・・・
どうなんでしょう?
(日本でも「神」って苗字ありますしね)
どんな事情があったのか、見た目も言葉も習慣も、まったく違うはるかな土地での暮らし。
それでもこの遠い異国の地で、今も由来のお祀りなどで偲ばれているといいます。
彼は、それなりに幸せな人生が送れたのでしょうか。。
十数年前でしたっけ、古い縄文時代の遺跡が発掘されてニュースになっていました。
その三内丸山遺跡と同じ種類の出土品が、はるか沖縄の先(与那国でしたか)の海底からみつかった、なんて話もありましたよね。
人って大昔から旅する生き物だったのですね。。